STORYストーリー

INTRODUCTION

テロリストにより封鎖された絃神島――
第四真祖の新たな戦いが始まる!!

本土で聖殲派の事件を解決した古城達。
絃神島へと帰還したものの、到着するやいなや、原因不明の船舶事故や航空機トラブルが相次ぎ、絃神島は孤立状態に陥る。
この異常事態の原因は、風水術による軍事術式ではないかと予測する雪菜。
さらに那月には、これほどの規模の術式を操る術士に心当たりがあるという。
那月の口から語られる、魔導テロ組織“タルタロス・ラプス”。
彼らが仕掛ける次なるテロの目的とは――!?

STORY

#01タルタロスの薔薇篇Ⅰ 冬休みも終わり、新学期となった絃神島。しかし何者かがしかけた大規模な風水術による結界で、島は孤立状態となってしまう……。この事態を引き起こしているのは“タルタロス・ラプス”と呼ばれる魔導テロ組織の可能性が高いと、古城達に語る那月。そして一方、凪沙の前にはディセンバーと名乗る金髪の美少女が現れ、意味深な言葉を投げかけるのだった。

#02タルタロスの薔薇篇Ⅱ テロの首謀者と思わしき風水術士・千賀毅人は、那月の昔なじみの人物であった。千賀の操るゴーレムによる破壊活動を阻止するため戦う古城と雪菜だったが、二人の前にディセンバーが現れ、自分が“タルタロス・ラプス”のリーダーであることを明かす。そして謎の力で古城の眷獣は無力化され、絃神島を襲うテロの被害は拡大の一途を辿る……。

#03タルタロスの薔薇篇Ⅲ 絃神島中の魔族から吸い上げられた魔力で生成された巨大な召喚魔法陣“タルタロスの薔薇”。島では薔薇の眷獣が暴れまわり、迎撃に追われる古城達……。島の上空に展開し続ける“タルタロスの薔薇”を止めない限り、事態の収束は見込めない。浅葱や紗矢華の助力を得て、なんとか魔法陣を停止させると、古城はディセンバーとの決戦に臨む。

#04黄金の日々篇Ⅰ “タルタロス・ラプス”の引き起こしたテロの傷跡は島中にまだ残っていたが、それでも古城達は日常を取り戻しつつあった。浅葱はテロから島を救ったアイドルとして人気者となり、管理公社の復興支援プロジェクトに駆り出されて大忙し。まさかのCDデビューまで果たしてしまう。そして雪菜は、自身の身体に起きつつある異変に悩まされていた。

#05黄金の日々篇Ⅱ 復興支援プロジェクトに参加していると思われていた浅葱だったが、実は何者かの手によりキーストーンゲートの零階層に幽閉されていた。浅葱を救うべく敵地に潜入する古城と雪菜だったが、彼らの前に絃神冥駕が現れる。古城は冥駕の操る“冥餓狼”により致命傷を受け、その光景を目にした雪菜の力が暴走……。眩い翼が彼女の身を包むのだった。

#06黄金の日々篇Ⅲ “聖殲”の力を操る絃神冥駕。世界の理を書き換える規模の禁術の前には、第四真祖である古城の力も届かない……。一方、雪霞狼の副作用により“模造天使”化の進行が著しい雪菜は、このままでは監視者としての役目が果たせなくなる。島での大切な日々に思いを馳せ、涙ながらに「先輩と離れたくない」と訴える雪菜を、古城は強く抱きしめる。

#07真祖大戦篇Ⅰ ブルーエリジアムの施設に匿われていたグレンダのもとへ、聖域条約機構からの刺客が現れる。刺客の正体は第一真祖の血脈に連なる古き吸血鬼、ヴェレシュ・アラダール。志緒と唯里が立ち向かうが、力の差は歴然……。なんとか逃げ出したグレンダは古城に助けを求めるが、古城は追ってきたアラダールとグレンダの身柄をかけて決闘するハメとなる。

#08真祖大戦篇Ⅱ ヴァトラーが会場として提供したオシアナス・グレイヴⅡで、古城とアラダールの決闘が始まる。勝負の見届人として集まった各国要人の中にはラ・フォリアの姿も。アラダールのスキを突いて先制攻撃に成功する古城だったが、全力を出したアラダールの前に徐々に追い詰められていく。そして決闘の裏では、ヴァトラーのとある計画が進行していた。

#09真祖大戦篇Ⅲ 聖域条約機構から大規模破壊魔具として認定された絃神島。島を包囲する軍隊に対し、ヴァトラーと組んだ浅葱は武装蜂起。カインの巫女の力を使って“咎神の方舟”を呼び出し、徹底抗戦の構えをみせる。一方、絃神島での戦乱を回避するべく聖域条約機構の中枢である“囁きの庭園”へと直接乗り込んだ古城は、理事会の説得を試みるが……!?

#10真祖大戦篇Ⅳ 絃神島を巻き込み、自らの欲望を満たすための闘争を求めるヴァトラー。そんなヴァトラーの身勝手な暴挙を止めようとする古城だったが、“聖殲”の力を手にしたヴァトラーの前に為すすべがない……。そして雪菜は、古城を守るために武装蜂起した浅葱と対峙。古城を想うお互いの気持をぶつけ合いながら、激しい戦闘を繰り広げるのだった。