用語紹介 [ら行]
ランヴァルド アルディギア王国所有の装甲飛行船。航空機というよりも船舶に近い使われ方をする機体で、アルディギアの王族が外遊時に使用。騎士団の象徴にもなっている。全長百七十メートル超。飛行船の船体は特殊合金の硬殻に覆われており、12門の機関砲を装備する。推力はターボプロップエンジン4基。巡航速度は450km/h。疑似聖剣に霊力を供給するための精霊炉も搭載。飛行船という形態が選ばれたのも、戦場に速やかに精霊炉を運 搬するためである。 |
龍脈[りゅうみゃく] 地表を流れるエネルギーと、その経路のこと。レイラインとも。地球をひとつの生命体と見なしたときに、その体内を循環する気脈の流れに相当する。龍脈を利用することで、通常では不可能な大規模魔術の実行が可能となる。古代文明の遺跡の多くが、レイラインに沿って配置されていることは有名。 一方で龍脈の巨大すぎるエネルギーは取り扱いが難しく、不用意に刺激することで天災を引き起こすこともあるという。絃神島を龍脈の上に建造する際、そのエネルギーの制御が最大の課題になるといわれていた。 |
戒めの鎖[レージング] 南宮那月が虚空から呼びだす銀色の鎖。古代超文明の産物であり、凄まじい強度を持つ。主に魔族を捕獲する際に使用。先端部は鋭い突起になっており、直接相手を撃ち抜くような形で使われることもある。 |
ロタリンギア王国[ロタリンギアおうこく] 欧州にある立憲君主制の国家。西欧教会との結びつきが強く、ロタリンギア正教は西欧教会の中でも有力な教派となっている。世界有数の工業国であり、精密機械類と自動車産業で有名。しかし戦王領域と国境を接していることに加え、国内にも魔族系の労働者や移民が多く、彼らとの軋轢が社会的な問題になっている。 |
ロドダクテュロス 人工生命体アスタルテと共生している人工眷獣。最初アスタルテの両肩から生える巨腕として出現したが、完全体では宿主であるアスタルテの肉体を取りこんだ巨像(ゴーレム)の形になる。透きとおった半透明の肉体が特徴。 |